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真珠の耳飾りの少女、来日

大きいやつ、買った時は安いと思ったけどよく考えたらただの紙に500円

上野の東京都美術館で開催中の「マウリッツハイス美術館展」に行ってきました。今回はなんと言ってもあの超有名絵画、ヨハネス・フェルメール作「真珠の耳飾りの少女」が来日しています。「青いターバンの少女」という名前で呼ばれる事もありますね。作者やタイトルを知っているかどうかは別として、この絵自体を見た事が無いという人はなかなか居ないでしょう。美術の教科書レベルというか、もはや美術の教科書の表紙レベルです。私も今までいくつも展覧会に足を運んでいますが、今回は今までで一番の有名作品です。あの真珠の耳飾りの少女が今、日本の東京にあるんですよ。凄いです。来日は12年振ぶり、東京での公開は実に28年ぶりだそうです。うん、12年前は一体どこに来たんだ。

東京都美術館、2年くらいかけてリニューアルしたみたいです。リニューアル後初めて行きました。というか工事してたの知らなかった。言われてみれば2年以上振りくらいに行った気がする。前回もフェルメールだった。なんですが、正直どこが変わったのか全く分からない。外観も内装も変わってないように見えます。多分エレベーターとか付けたりバリアフリー、ユニバーサルデザイン辺りをやったんでしょうね。あとは耐震とか。古い建物ですからね。

平日に行ったにもかかわらず凄い数の人でした。中に入るだけで40分の行列。それも4~5列くらいで移動していたのに。なんか詳しい事は分からないんですが、東京都美術館は無料で入れる人が居るっぽいんですよね。なので行く度にだいたい混雑しています。無料で入れてお得だよね~的な話し声がちらほら。私も昔都内の中学生だった頃は上野動物園が無料だったので、なんかそういうなにかがある模様。ご年配の方限定かも。そんなわけで絵の事はよく分からないけど無料だし来てみましたな人を見かけますね。普段展覧会に行かない人が観覧に来るきっかけになるなら良い事です。でも人大杉。

入場。今回フェルメール作品は真珠の~と「ディアナとニンフたち」の2点。ディアナ~は前に見た事があります。フェルメールとしては珍しい大型の作品。それもあってか、以前はニコラス・マースという別の画家の作品と考えられていました。元々あったフェルメールの「V Meer」というサインを「N Mars」と書き換えて自らの作品と見せかけていました。やるな。上手い事書き換える。しかも2000年頃の修復までは、本来夜を描いた作品なのに空の色が真っ青に上描きされていました。修復により相当大きく印象が変わったので修復前から見ていた人にとっては衝撃でしょうね。

フェルメール以外にもレンブラント、ルーベンス、フランス・ハルス、ヤン・ブリューゲル(父)など充実した内容です。ヤン・ブリューゲル(父)という表記は見る度に「(父)」がなんか面白く感じちゃって困る。笑いの壺がおかしい。レンブラントの晩年の自画像やフランス・ハルスの「笑う少年」等、真珠の~が無くても成り立つくらいのラインナップなので、正直真珠の~とそれ以外を別の企画として展示して欲しいくらい見応えがあります。真珠の~で体力を使い切り他をまともに見る事が出来ない自信があるから。

こういう展覧会では、先にメインを見に行って、その後最初から最後までじっくり堪能し、最後にもう一度メインを。という見方をすることがありますが、今回はそれが不可能でした。ブースが階で別れていて、移動がエスカレーターのみだったからです。たぶん。一度進むと後戻りが出来なかったと思います。なので最初から順番にじっくり見るしかないですね。

上記のディアナ~の先のエスカレーターを上るといよいよ「真珠の耳飾りの少女」とのご対面です。真珠の~を見る為だけの行列が用意されていました。そこに並ぶ前から少し遠くに小さく作品が見えています。行列は30分くらい並んだかな。長かったですね。でもその間ずっと見えてはいるんです。でも45×40cmくらいのフェルメールサイズな小ささなのでやはり間近で見たいですね。行列はありえないくらいゆっくりとしたペースですが、肝心の絵画の目の前の通路だけは一瞬しか通れませんでした。もう5秒くらいしか見られません。が、実は少し離れた場所に全く並ばなくても見る事が出来るスペースがありました。離れたと言っても列一列分くらいなので作品から2~3mくらいの位置です。そこにずっと居ました。長時間絵に釘付けになって硬直していた若造を見かけた方が居ましたらそれは多分私です。

この時点で私の残りHPは0に近いです。なのに有名で見応えのある他の作品は真珠の~より後のブースに多く集まっていた印象でした。なにその拷問。ちゃんと見る元気残ってないから。真珠の~が無かったらメインだったかもしれないレンブラントの自画像を見届けると私は力つきました。パトラッシュ、僕は見たんだよ。一番見たかったフェルメールの絵を。パトラッシュ・・・疲れたろう・・・僕も疲れたんだ・・・なんだかとても眠いんだ・・・。

<完>

その後天国には行けずゾンビになったネロこと私は、それ以降に展示されていた作品をまともに鑑賞していません。ごめんなさいそこにあった作品と画家の皆さん。展覧会は本当に疲れますね。解ってもらえないかと思いますが、私は本当に絵画にエネルギーを吸い取られるイメージで疲れてしまうんですよね。ルーヴルとか行ったらどうなるんだろうと思いますね。真剣に鑑賞しすぎですかね。もっと気軽に見たい気持ちもあります。今回の展覧会はもう一回行くかもしれないですね。ダ・ヴィンチの「受胎告知」も2回見に行きました。あれは受胎告知以外に本物の作品が一切無かったのである意味よかったです。疲れすぎなくて。

マウリッツハイス美術館展、9月17日まで。いつ行っても混雑が予想されますね。でもそれだけの価値があるので機会があれば是非ご覧になってください。真珠の耳飾りの少女を見た、なんて一生自慢できますよ。なかなかオランダに行く機会も無いですもんね。とにかく人の多さにだけ注意です。会場に入る前もそうでしたが、正直観覧者の整理が行き届いていないですね。もう少し効率よくできると思いました。万博を参考にすると良いと思った。でも日本でこの絵画を見られるだけで満足しないといけないですね。北のモナ・リザと言われたりします。

カップの裏にはMAURITSHUISと美術館の名前が

こんなグッズがありました。フェルメールと同じくオランダ出身のミッフィーと真珠の耳飾りの少女がコラボ。思わず買ってしまった。マグカップもあまりのデザインの美しさに買ってしまった。真珠の~の額縁だけが印刷されているんです。中の絵も印刷されていたら買っていませんね。
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2012.08.11 00:11 外出 clap tb(0) cm(0)

ジャクソン・ポロックは何がそんなに凄いのか

真ん中の細長いハガキ、珍しい

もう終わってしまいましたが東京国立近代美術館で開催されていたジャクソン・ポロック展に行ってきました。なんとなく珍しい場所でやるんですね。この美術館は初めて行きました。古典的な展覧会に行く事が多いからかな。ジャクソン・ポロックと言えば絵の具をぶちまけたような絵で有名ですね。こんなの誰にでも描けるだろーと思うかもしれませんが、そんな事はないんです。彼のどこが凄いのか、説明します。興味が無ければ読み飛ばして頂いても。詳しい方が見ると説明不足や疑問に思える部分があるかもしれませんが、今回は概要を分かりやすく伝える事に重点を置いてみました。ポロックの凄さが分からない!という人には答えもしくはヒントになり得ると思います。(などと専門家かのような供述をしており・・・ちょっと知っているというだけです。)

ポロックは絵の具を適当にぶちまけているように見えるかもしれませんが、実はちゃんと計算されているのです。実際に描いているところの映像が残っていますが慎重に描いていく過程が見てとれます。まず、もし適当だったとしたら画面にむらが出る事になるんです。たとえば絵の具が入ったバケツをキャンバスにぶちまる様を想像してみてください。キャンバスにはぶちまけた感ありありの絵の具しぶき模様が放射線状に広がると思います。では次に絵の具をたっぷり含んだ絵筆を振りかざす様を想像してください。今度は飛び散った絵の具が画面にまっすぐな線を描いているはずです。もしポロックがこのような描き方をしていたら、こんなに評価されていません。彼の絵には地と図が無いのです。簡単に言うと、背景(地)と絵の具で描いた部分(図)が均一で、どれが背景でどれが描いた部分なのかがはっきり分からない。そして特定の位置に同じ色や形が集まっている事もない。ぱっと画面を見た際に目の行き場、焦点がありません。先程バケツや絵筆を力任せにぶちまける様を想像して頂きましたが、あれだと明らかに"カタチ"が残ってしまいますよね。その"カタチ"を無くした。これがポロックの最大の特徴です。と、ここまで読んでもやっぱり自分にも出来そうと思う方も居るかもしれません。確かに。自分たちにも出来そうな気がしてきます。ただ、ポロックが最も偉大なのはこの一連の手法を誰よりも早く"初めて"行ったという事です。それまではキャンバスに絵の具をぶちまけて描くという発想自体が無かったのです。ポロックが初めてそれを実行し、これが私の完成した作品であると言って発表した事が凄いんです。ポロック以外でも、この絵のどこが凄いんだろう?と感じた場合は、その手法が"初めて"行われたものであるという可能性があります。ポロックは過去に、全てピカソが先にやってしまったと発言しています。ピカソは具象的ではなく限りなく抽象的な絵画を描いた事はご存知の通りです。それを超えようとした結果、ポロックの絵画が生まれました。ピカソだってセザンヌなどの影響を受けています。セザンヌも、そしてそれ以前の画家も過去の作家に影響を受けています。どこから絵画が始まったか、と言えばこれまた考察の余地がありますが、レオナルド・ダ・ヴィンチのように人間の骨格や筋肉単位で正確に描こうとしていた時代からモネやセザンヌのように抽象的に描こうと試みた時代、ピカソのように色彩や形まで原形をとどめないレベルに描こうとした時代・・・それら歴史の流れを全て背負った上でポロックの絵画は存在しているのです。誤解がないように補足しておきますと、ポロックが美術史の頂点であり絵画を究極に進化させた偉人、と言っているわけではありません。絵画の世界に誰が頂点とかはありえませんから。ある一つの観点から言えば、これまで誰もやらなかった事を始めてやった凄い人、という事です。試しに今言ったダ・ヴィンチ→セザンヌ→ピカソ→ポロックの順に画像検索してみてください。物凄く過程をはしょっていますが、何となく流れが分かると思います。いかがでしょうか。ポロックのどこが凄いのか分かって頂けたでしょうか。一人の画家について詳しく知りたいとき、その人の置かれた環境やその絵画に至るまでの歴史を含めて知る事でより深い部分まで理解できると思います。なんて専門家みたいな言い方でここまで書いてしまいましたが私程度の知識では語れない部分だらけです。生意気な書き方をしてすみませんでした!

いい天気

長くなりましたがここからは実際にポロックを見てきた感想。いやその前にまず疲れた。ポロックを力説してしまった。ちょっと一息ティーブレイクしてきます。してきました。あ、ちなみにちょっと一息ティーブレイクって言うのはグレーテルのかまどネタです。うんどうでもいいですね。

ポロック、やはり本物は凄い迫力でした。ポロックも初期では具象的な絵を描いていました。今回の展示では初期から晩年までの絵が時間軸に沿って並んでいて、どのような過程であのTHEポロックな絵が生まれたのかが分かりやすく見られたので良い展示だと思いました。初めから自分を持っている画家なんてなかなか居ないですよね。模索する過程を見る事が出来るのはとても興味深いです。

まず展示はポロックの小さな自画像から始まります。初期の頃の絵でまだ誰からも評価されていなかった頃なのでどことなく憂鬱で悲しい雰囲気を持っていました。そこから家族を描いたと言われる「女」などポロックとしては具象的な絵画が続いていきます。ポロックというと大きなキャンバスに大胆なタッチで描くイメージですが、初期の頃はとても小さな絵が多いですね。色合いやタッチから見ても自身の不安や孤独感の表れなのかもしれません。

更に進んでいくとだんだんとあのポロックらしさが表れてきます。そして今回のメイン、「インディアンレッドの地の壁画」。上の写真の左上のものです。なんとこの一枚で評価額200億円。200億円ですよ200億円。絵画史上最高取引額です。つまり世界で一番高い絵。こういう絵は偶然の産物な要素が大きいので複製できないですしね。一つの真っ白な部屋にこの絵が1枚だけで展示されていました。その部屋に入った瞬間から絵に歩いて近づいて行くまで、目が釘付けになりました。本物の持つエネルギーは凄まじい。本物の絵画というのはサイズから色味から画集とは全く違うもので独特のオーラと言うか迫力をまとっているものですが、ポロックの迫力はまた桁違いですね。この絵の場合サイズが183cm×244cmと巨大なので、小さな画集では再現不可能というのもあります。本当の大きさで鑑賞してこそ本当の凄さが分かるという感じです。近くで見ると絵の具が飛び散って盛り上がっている様がよく見えるので、ポロックの痕跡を体感できました。少し離れてみると、今度は作品の全貌を体感でき、絵画の一つの頂点を感じました。近づいたり離れたり、長い間そこに居座ってしまいました。人も少なめでしたし。何時間でも見ていたい気持ちになりました。

8畳くらいだったかな

これで実際に描いたんですよ

瓶がどれも可愛い

最後の一角にはポロックのアトリエを再現したコーナーがありました。本物のポロックのアトリエの床を撮影した写真が床に貼り付けられていて、絵の具や絵筆は実際に使用されていた本物が展示されていました。しかも立ち入りと撮影可。キャンバスからはみ出た絵の具の跡だらけで、床自体がポロックの作品のようでした。

キャンバスの跡が!

見てくださいこれ。キャンバスが置いてあった事が分かる白い四角い跡があります。こういうのって凄くリアリティがありますね。これは写真の床ですが、ここでポロックが描いていたんだなあっていうのが実感できる。しかもキャンバスは床の向きに対してきれいまっすぐ置かれていた模様。几帳面ですね。

今回のポロック展は本物を体験する事の重大さを再認識できた展覧会でした。大きな絵というのはそれだけで迫力があります。皆さんももし今後行こうどうか迷う展覧会があったとしたら、"本物でないと体験できない事"がどの程度あるか考えてみると良いかもしれません。巨大な絵であるとか立体物であるとかです。画集やネットでは体験できません。

また長い記事になったなあ・・・読む人の事を考えろと。
2012.05.20 00:30 外出 clap tb(1) cm(4)

千鳥ヶ淵の桜

桜の名所、千鳥ヶ淵

今更な話ですが9日に東京の千鳥ヶ淵にお花見に行ってきました。前々から桜の時期に行ってみたいと思っていたんですが、なかなか機会が無かったんですよね。ようやく行く事が出来た今回、運良く丁度満開で本当に綺麗でした。天気も良かったし。まず「千鳥ヶ淵」っていう名前が良いですよね。チドリガフチ。ボート気持ち良さそうだな。

今回は綺麗な写真が沢山撮れたので是非画像をクリックして拡大表示してみてください。

松下村塾で学んだ後なんかした人ですよね(適当だね)

満開の桜に囲まれる品川弥二郎さん。

なんで下向きに成長するんだろう

どの枝もうにょーんと曲がって下を向いてる。

満開!

It's beautiful! Japanese SOMEIYOSHINO!!!という感じです。実際海外の方も結構居ました。国内でも遠くから見にいらした方も居たようで、色んな地域の言葉が聞こえてきました。

けなげに咲く小さな春

太い枝に咲く小さな桜。きれい。

奥の都会的な景色が合成みたい

桜、菜の花、国会議事堂。なんだかのどかな風景。

東京駅の全貌が

夜になると桜がライトアップされるという事で、適当に時間を潰しながら待つ事にしました。そんな時改装工事中の東京駅を通りかかると、今まではシートで覆われていた外観がほとんど見えるようになっていました。いつから見られるようになったんでしょうね。丸の内側から外観を見る機会があまり無いので気がつきませんでした。完成が楽しみ。元々東京駅が好きですが、改修工事で昔の姿に戻り、更に好きになりそうです。

完成楽しみにしてます

作業している様子が見えますね。こうして見ると大きいなあ。

この写真気に入ってる

夜。やじろうさんと夜桜。星が一つきらり。

ライトアップ

ライトアップされた桜。夜桜も良いなあ。きれいですね。ただ夜の桜って綺麗に撮影するのが凄く難しいんですよ。沢山撮りましたが、ピントが甘かったりぶれていたり色が変だったり、残念な写真が多かったです。まだまだ未熟。ちなみに下の方の赤いみょーんは車が通ったあとです。シャッタースピードを遅くするとこういう写真が撮れて面白い。

昼も夜も凄い数の人でした

美しい桜の撮り方、みたいな特集とかを読むと、なるべく人が写り込まないようにすると良いよみたいに書いてある事が多いですが、私は人が写っているパターンも好きです。桜の規模がよく分かるし、お花見の賑やかな雰囲気も出ると思います。

本当に幻想的

おお・・・。とても幻想的で美しかったです。昼間の自然のままの姿ももちろん美しいですが、夜、こうして人の手によって照らされる事によって自然界では体験できない光景を見る事が出来るというのはなんだか感慨深いです。桜に光を当ててみようって思いついた人は偉い。ありがとう。写真で見るとなおの事幻想的ですね。

10時までの予定だったライトアップがなぜか8時で終了するというアナウンスが。周りの人もええええええなんでえええうそでしょおおおざわざわ・・・という雰囲気になっていました。なんででしょうね。私はライトアップが始まって直ぐに行ったのでじっくり堪能できましたが、遅めに来た人は残念ですよね。なにか理由があるんでしょうけど。

高速道路と夜桜

ライトアップが終了した直後の桜。街灯に照らされて、これはこれできれいだったりもします。

今回、とにかく美しいの一言でした。来年も行きたいですね。でも今回は昼も夜も満開の桜をばっちり堪能したので、来年は別の桜の名所にも行きたいです。どこがいいかな。
2012.04.21 22:51 外出 clap tb(1) cm(0)

またまたフェルメール

手紙ブームなう@17世紀

Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「フェルメールからのラブレター展」に行ってきました。またフェルメールです。実はとっくに行っていたんですが記事をまとめていませんでした。ここ最近フェルメールの絵がよく来ますね。生涯に30数点しか絵を残していないとされるフェルメールの絵画を、日本に居るだけでこんなに見る事が出来るなんて嬉しいです。なんだかんだ日本に居るだけで半分くらいは見た事になるな。

今回来日しているフェルメールの作品は3点。手紙を書く女、手紙を書く女と召使い、そして手紙を読む青衣の女です。どれもタイトルに「手紙」と入っていますが、今回はフェルメール以外の画家の絵も手紙にまつわるものばかりです。17世紀のオランダは識字率が高く、封蝋の登場や郵便の発達などの影響で手紙ブームだったようです。今はSNSが流行していますが、いつの時代もコミュニケーションツールが流行するものですね。「チューリップ植えてるなう」とかやり取りしていたかもしれまsそんなわけないです。ちなみにフェルメールの絵画はWikipediaに大体(全部?)載ってます。しかも絵によっては重い代わりにとんでもなく拡大できる。Link→Wikipediaフェルメールの記事

今回は手紙を読む青衣の女がメインな感じでした。でも私が行った時はなぜかその絵の周りだけ全然人が居なくてじっくり見る事が出来ました。これを見ずして何を見るのだ。いや、他の作品も素晴らしいですが今回手紙を読む青衣の女は押さえておくべき。上の写真の上部真ん中がそうですが、残念ながら状態があまりよくありません。これでも修復は施されているので、修復前に比べれば明らかに綺麗になってはいるんですが、やはりくすんで見えます。しかしそこはフェルメール、とても迫力があります。展覧会に行く前にテレビの特集でこの絵が紹介されていたんですが、そこでは女性のパートナーである男性からの手紙を読む暖かい雰囲気の絵、といった感じに紹介されていました。この絵は、後ろに掛けてある地図により恋人、あるいは夫が遠くに旅立っていて、そこから来た手紙、という事が推察できるようになっています。また、女性の体型から妊娠しているのではないか、とも言われています。

ここからは私個人の解釈ですが、パートナーの男性からの手紙とか妊娠しているかもとかは納得できます。しかし、「暖かい」という感じは全く受けませんでした。現物の絵を見るとますますそう思えます。私には、送り主の安否が心配でようやく届いた手紙を必死になって読んでいる、というように見えます。なので今回の「ラブレター展」というタイトルはちょっと違う気がします。フェルメールはその暖かな表現や日常風景の様から日本人にとても人気があります。なので「ラブレター」とか言っておく方が受けがいいのかなあ、なんて思ったり。フェルメールの意図が明確に分かる証拠があったり、この展覧会のタイトルに関する納得の理由がある可能性もあるので一概には言えないんですが。そもそもこんな風に人によって色んな解釈が出来るところがこの絵やフェルメールの魅力かもしれませんね。私は絵画というものは受け手が感じた印象がとても大事なんじゃないかと思います。

これに対し「手紙を書く女」は人物の表情からしてもラブレターかもしれませんね。上の写真の右側です。フェルメール特有の穏やかさを感じました。しかしこれも良い状態と言えるものではなく、作品本来の姿とは少し違っているかもしれません。もともと薄暗い画であったとは思いますが、もしかすると本当はもう少し明るい色調だったかもしれませんね。ヤニでこういう色になってしまっている油絵は多いです。

上の写真左側。「手紙を書く女と召使い」は・・・なんかどれも同じようなタイトルで文字にすると紛らわしいですね。うん、それで感想ですが、まずとにかく状態が良い。凄く綺麗で最近描いた絵のようです。このような状態の絵は、まるで描かれた当時までタイムスリップしたかのような不思議な感覚があります。芸術作品という事実の前に、そうか、300年以上前このキャンバスの前には実際にフェルメールが存在してこの絵を描いたんだな、と。古典的な絵画というのは作者の写真などももちろん存在しないので、絵画そのものが最初から存在していたかのような変な先入観みたいなものがあると思うんです。美術の教科書に載っている絵画だって、大昔にちゃんと人間が描いたんです。頭では分かっていてもなんとなく「絵」として見てしまいませんか。・・・分かりますか?この感じ。上手く説明できてないかも。

状態についてしか語ってないじゃないか。この絵は、夢中になって手紙を執筆している女主人と、まだぁ~?みたいな感じで待ってる召使いの対比が面白いですね。ただこれもラブレターとかではなく、結構緊迫していると思うんですよ。机の前には乱雑に投げ捨てられた手紙が落ちているんですが、この事から届いた手紙を読んだ直後、一刻も早く返事を書かねば、という状況だと思います。あ、でも、恋人からの手紙に一刻も早く返事をしたい!会いたくて会いたくて震える!とも解釈できますかね。もし緊迫した状況と分かっていたら後ろの召使いももうちょっと緊張感があるかもしれませんしね。

3点とも真相はよくわからない・・・というか単に私の勉強不足かもしれないんですが、とにかく色々解釈してみるのも楽しいと思います。むしろ予備知識無しに感じたままの印象というのも大事かもしれませんね。自分で感じた事と、実際の意図を比べてみるのも面白いかもしれません。

今回は一般的に有名な画家はフェルメールくらいかもしれませんね。他の名も無き画家たちの絵も素晴らしいので素通りしないでちゃんと見ましょう。今回はどれも手紙に関する絵に統一されていて面白いです。こういうのは展覧会ならでは。美術館の常設では出来ません。本当に手紙ブームだったんだなあと思いますね。そんな手紙の絵画の中でも際立って面白かったもの。上の写真の下の絵画ですが、見ての通り手紙。手紙そのもの。エドワールト・コリエルという人の「レター・ラック」という絵です。すごく精密に描かれていて遠くから見ると本物みたいでした。にしても流行りすぎでしょ手紙。

それぞれの絵画はこの辺が見やすいLink→フェルメール絵画に隠されたメッセージとは、日本初上陸作品も含む展覧会が東京巡回

フェルメールからのラブレター展、もう3月の14日で終わってしまうんですが、手紙に焦点を当てたなかなか面白い展示の仕方なのでフェルメールしか見るもの無いんでしょ、とか思っている方も楽しめるかもしれません。機会があれば。

余談。自分だったら企画名は「フェルメールとオランダの手紙」とか「フェルメール ~手紙の真実~」とかそんな感じにしたいな。本当は「フェルメール、手紙ブームに乗っかる」とか「フェルメールと仲間たち ~手紙なう~」とかだと意味が分かりやすい。そんな事より今度はいよいよ大好きなダ・ヴィンチの絵が上陸しますよ。楽しみ。
2012.03.13 22:00 外出 clap tb(0) cm(0)

亀戸天神で鷽替え(2回目)

正面から見ると相変わらずピングー

24日に亀戸天神社の鷽(ウソ)替え神事に行ってきました。鷽替えとは、前の年に買った木彫りの鷽を持って来て買い替える事で、前年の悪い事が嘘になるという行事です。毎年1月24日と25日の二日間限定のレアイベントです。去年は初めてだったので買っただけ。今年はいよいよ本当の意味での鷽替えができるのです。

去年の様子→Link

意外と大きい

神社までの道のり。歩道には鷽像があります。

鳥居越しに完成したスカイツリー

去年と同じ構図で撮影。去年は梅の花が咲いていたのに今年はまだですね。寒いですもんね。去年はまだ未完成だったスカイツリーが完成しています。

ぽちぽちと咲いていました

あ、よく見ると梅の花ちょっとだけ咲いてます。

去年いた亀たちはまだ冬眠中ですかね

今年こそは藤の時期にも来たいなあ。

さようならありがとう鷽

去年買った鷽に別れを告げます。名残惜しいけどさようなら鷽。昨年同様行列に並びます。途中木から雪がパラパラ落ちてきたり地面がびちゃびちゃでぬかるんでいたりと過酷な道のりでした。あらかじめ雪を落とすとか地面は何か敷くとか出来なかったのだろうか、とか思いながら15分くらい並びました。

おじいさんそんなに必死に去年何があったの

鷽置き場。仲間の鷽があんなに沢山居るよ。皆さん鷽を返してお祈り。あ、お賽銭要るのね。

いっぱい

去年1年間の悪い事を嘘にしてくださいませ。礼。人の流れが凄く速くてささっと済ませないといけない感じでした。ちなみに矢印のものが私の鷽です。矢印なんて無くても一番可愛いから分かるけどね。

鷽大人気

そして、今度は新しい鷽を買います。ほんと凄い人の数。まあ1年で2日間しかやってないですからね。皆さんおじさまおばさまばかりで、付き添いの小さい子を除けば私がほぼ最年少だったと思います。面白いし鷽可愛いので若い人も来ればいいのにね。

去年は真ん中の5号というサイズを買ったので、今年はワンランク出世して6号を買いました。しかし、これを毎年買っては返しを繰り返していたらお財布的にも大変なので、今年はもうひとつ一番小さい鷽も買いました。鷽替え用。ちなみに値段を言ってしまうと、去年の5号が1,800円。今年の6号が2,500円で1号が600円。・・・うん、意外と高いんですよ鷽。一番高いのは確か7,500円とかそんな感じだった気がする。まあこういうのは価格とかじゃないです。そんな俗っぽい事を気にし過ぎるとご利益が無いのです。

やっぱり大きいなスカイツリー

おお、これはなかなか面白い光景。神社とスカイツリー。増上寺の背後に見える東京タワーを思わせます。

帰り際におみくじにチャレンジ。今年の初詣で行った明治神宮では、大吉とかが書いていないタイプのおみくじだったので実質初おみくじ。

ひとつずつ折ったんですね、芸が細かい

見てくださいこれ。おみくじですよ。面白いですね。亀戸天神社は遊び心に溢れていますね。亀戸天神社は学問の神様、菅原道真を祀っているのでこれはたぶん菅原道真。そう言えば「鷽」という漢字は「學」と似ているので、学問の神様との繋がりが深いそうです。

見事大吉!

解体。お、大吉だ。鷽替えをして早速良い事がありましたね。

ところでおみくじを買う際に目に留まったものが。鷽鈴。なにこれ可愛い。一番上の写真の白いやつです。迷わず買ってしまいました。

私はこういう新旧の建築がある風景は好きですよ

今年は初めての鷽替えが出来ましたし、色々楽しいお土産も見つけられました。感想としてはやっぱり鷽替えは楽しい。都合が合えば来年もまた行って鷽替えをしようと思います。木彫りの鷽は鷽替えの時しか買えませんが、鷽鈴やおみくじはいつでも買えるようなので機会があれば是非亀戸天神社に足を運んでみてはいかがでしょうか。私のナンバー1おすすめ神社です。
2012.01.31 23:07 外出 clap tb(0) cm(0)