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英国王のスピーチ

先日のアカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞などたくさんの賞を受賞した映画、英国王のスピーチを見てきました。以前から見ようと思っていたんですが、行ったのがアカデミー賞の発表後になってしまったので人が混んでいるかとちょっと心配でしたがなんとか見れました。

まだ見ていない方や見ようか迷っている方にも考慮して書いていますが、一応見たい方のみ↓の続きを読むからどうぞ。





物語は吃音(きつおん、俗に言うどもり。同じ言葉が連続して発せられたり間が空いてしまったりする喋り方。)のためスピーチが苦手なイギリス国王、ジョージ6世(今のエリザベス女王のお父さん)が言語聴覚士のもと自然な喋りを獲得しようと奮闘する話です。ノンフィクションなので当時の王室の様子や国民の目がリアルに描かれています。もちろん娯楽映画のような派手さはありませんが、厳かな空気感漂う人間味のある作品でした。

この映画は効果音の使い方がとても印象的でした。喋る際の息づかいや人の身動きする細かい音など、本当なら聞こえないかもしれない音まで大げさに聞こえてきます。更にプレッシャーをかき立てるような大勢の人々の視線の描写も相まって、ジョージ6世が感じた緊張感が自分にも伝わってくるようでした。顔のアップも多く表情で細かい心理描写がされていたのも印象的です。同じ状況に立たされれば誰だって緊張して上手く喋れなくなってしまいそうです。それに加え吃音に苦しむジョージ6世の緊張感は計り知れなかったと思います。このような症状に苦しむ人についてはやはり周囲の理解が不可欠だと感じました。映画の中でも描写がありましたが、症状をからかうなどありえませんね。私の身近に吃音の人は居ませんが、この映画によって吃音への関心が深まると良いです。

あと音楽も良かったです。メインのピアノソロ(追記:ピアノ"ソロ"ではなかった)の曲がシンプルですが王室の厳かな雰囲気を表現しているようで好きです。曲の一部は映画の公式サイトのバックで流れているので興味があれば。それと書体。邦題では太く安定感のある装飾的なものが使われていますが、映画の冒頭で表示される原題のKing's Speechはタイプライターで打ったような書体でした。スピーチの原稿を連想し、細くて小さい上インクのにじみ具合まで表れ、人の手を感じるちょっと不器用な原題の書体は主人公を象徴しているようでぴったりだと思います。私はこちらのが好きです。

印象的だったシーンの一つを大まかに。ジョージ6世の父であるジョージ5世が亡くなった際、言語聴覚士が「父上は亡くなられたのです。(前の国王はもう居ないしあなたが頑張らないと、といったニュアンス)」みたいなことを言うとジョージ6世が「でもこの1シリング硬貨に顔描いてあるし・・・。」と。これって凄いことですよね。自分のお父さんが硬貨に刻まれている。そんな人他にはいません。

余談ですが、映画のキャストについて。エリザベス妃役のヘレナ・ボナム=カーターはアリスインワンダーランドの赤の女王。言語聴覚士役のジェフリー・ラッシュはパイレーツ・オブ・カリビアンのキャプテンバルボッサ。ジョージ5世役のマイケル・ガンボンはハリー・ポッターの校長先生。ウィンストン・チャーチル役のティモシー・スポールは同じくハリー・ポッターのピーター・ペティグリュー(ロンのネズミに化けてた人)や魔法にかけられてのナザニエル。と、キャストだけ聞いたらどんなファンタジー映画なんだろうと思ってしまいそうです。いずれにしても豪華なキャストですね。

英国王のスピーチ。脚色しすぎていないノンフィクションや王室の厳かな雰囲気、主人公の心理描写などに興味のある方におすすめです。
2011.03.05 00:48 感想 clap tb(0) cm(0)

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